2017年の干支『酉』の尾崎人形です。唯一の作家さんである髙柳さんの手で一つ一つ手作りされています。酉人形はカラカラと音の鳴る土鈴で、その髙柳さんの人柄がそのまま現れたようにどこか懐かしい素朴な雰囲気を醸し出しています。
酉年はその読み「とり」が「お客さんを取り込む」に通じることから「商売繁盛」の年といわれ、商売人にとってとても大切な年なのです。縁起物の熊手などを売る屋台が立つ祭りを「酉の市」といいますが、ここからそう呼ぶようになったそうです。
ところが、じつは本来干支とは動物ではなく、それぞれに別の意味があります。誰にでも分かりやすくそれぞれに同じ読みの動物を当てはめて意味を説明したものが、私たちの知っている十二支なのだそうです。本来の「とり」は成熟・習熟などの熟した状態を意味し、「これまでの行いが熟する年」「これまでの苦労が成果となって表れる年」なのだそうです。つまりすべての人にとってとても大事な年といえます。干支の酉は良い結果を運んでくる幸せのトリなのかもしれませんね。
ちなみに、酉年生まれの人はさっぱりと竹を割った性格の人が多く、兄貴分・姉御肌の人が多いそうですよ。周りの方はどうですか?
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尾崎人形
尾崎人形は佐賀県神埼町尾崎西分地区に伝わる焼き物の人形で佐賀県内陶磁器の中で最も歴史的に古く、元寇の役で捕虜として連れてこられたモンゴル兵が、この地域の人たちに病気になったときに手厚く看病されたお礼に焼き物の技術を教えたのが始まりともいわれています。
土のぬくもりを感じさせる佐賀の伝統玩具で、テテップゥと呼ばれる鳩笛がその代名詞となっています。素朴な笛の音色にはなんとなく哀愁を感じ、現在でも広く親しまれています。
現在は唯一の作家である髙栁さんの手で、一つ一つ丁寧に作られています。
【注意点】
全て手作りのため、ひとつづつ多少ですが形・表情が違います。
material: 陶器(土鈴)
size: H70×40×60 mm
creator: 高柳政廣
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