2019年の干支『亥』の尾崎人形です。唯一の作家さんである髙柳さんの手で一つ一つ手作りされています。亥人形はカラカラと音の鳴る土鈴で、その髙柳さんの人柄がそのまま現れたようにどこか懐かしい素朴な雰囲気を醸し出しています。
亥年は、猪のお肉は万病を予防する効果があると言われていることから、それが由来となり、「無病息災」の年と言われるそうです。
ところが、じつは本来干支とは動物ではなく、それぞれに別の意味があります。誰にでも分かりやすくそれぞれに同じ読みの動物を当てはめて意味を説明したものが、私たちの知っている十二支なのだそうです。本来の「亥(い)」は十二支の中では最後の年にあたり、十二支の始まりの年である「子」の年にしっかりと生まれて来れるように“エネルギーやパワーを蓄えている年”なのだそうです。そこから亥は「次へのステップに向けて準備していく年」という意味を持つそうです。気持ちが焦って落ち着かないときは、イノシシの人形を見て「結果を焦らず、準備、準備!」と自分に言い聞かせて落ち着いてみるのも良いですね。
ちなみに、亥年生まれの人は猪突猛進。情熱的で芯が強く人に好かれて信頼される人が多いらしいですよ。真っすぐな性格だけに頑固な面もあるそうです。
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尾崎人形
尾崎人形は佐賀県神埼町尾崎西分地区に伝わる焼き物の人形で佐賀県内陶磁器の中で最も歴史的に古く、元寇の役で捕虜として連れてこられたモンゴル兵が、この地域の人たちに病気になったときに手厚く看病されたお礼に焼き物の技術を教えたのが始まりともいわれています。
土のぬくもりを感じさせる佐賀の伝統玩具で、テテップゥと呼ばれる鳩笛がその代名詞となっています。素朴な笛の音色にはなんとなく哀愁を感じ、現在でも広く親しまれています。
現在は唯一の作家である髙栁さんの手で、一つ一つ丁寧に作られています。
【注意点】
全て手作りのため、ひとつづつ多少ですが形・表情が違います。
material: 陶器(土鈴)
size: H51×45×80 mm
creator: 高柳政廣
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